増えていくメモリアルホール

〔記事投稿日時:2018-04-12 14:07〕

全国で年間何件の葬儀が行われているのでしょうか?特に何件っていう資料があるわけではありませんが、年々メモリアルホールなどの葬儀場が増えていっているので、葬儀の件数は右肩上がりです。

それもそのはず。日本は世界でも珍しいらしいほどの高齢化社会です。戦後にあった第一次ベビーブームの時に生まれた人々も今じゃ70歳を超えています。この時は3年間で800万人の子供が生まれたようです。

高齢化ということは、亡くなる方が多いということになりますよね。今は平均寿命が延びて男性で81歳、女性で87歳まで延びていますが、それでも事故や病気で亡くなられる方がいるので、葬儀の件数は減ることはありません。

今後きっとさらにメモリアルホールが増えていくことでしょう。

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エンディングノートについて

〔記事投稿日時:2017-07-07 11:35:15〕

「エンディングノート」という言葉を最近耳にするようになったと思いませんか? いまでは「終活」は当たり前のことのようになっていますが、エンディングノートの活用によって自分の死後の遺族の負担を減らし、自分自身の最期への向き合い方を考えることができるのです。

エンディングノートは、自分の死後、もしくは存命中でも認知症、意識不明状態などにより判断力や意思疎通能力が喪われた時に、家族に円滑に諸々の対処をしてもらうための覚書の役目を果たします。たとえば、葬儀に関する希望であったり、供養に関する希望、意識不明に陥った際に延命治療を行うかどうか、認知症などに陥った際の介護にかんする希望、自分が亡くなった後のライフラインや家の処分、SNSなどへの告知、アカウントへの停止まで、様々なことをエンディングノートに書き記しておくことで、家族は混乱することなく様々なことを円滑に処理できるでしょう。

ここで重要なのは遺言書とは違い、エンディングノートには法的な拘束力はないということです。ですから、相続など財産分与に関することは、エンディングノートとは別に遺言書を用意することをおすすめいたします。もちろん、遺言書の存在をエンディングノートに書き記しておくことで、後になってから遺言書が発覚して混乱する、という事態は避けられるので有効です。

葬儀業界から見れば、エンディングノートは「個人の遺志を最大限に尊重できる」という点で、存在すると非常に安心できるものでもあります。もちろん、ご予算や職場、ご近所づきあい、親戚関係など、ご遺族側の事情もありますので、必ずしも個人の希望通りの葬儀が行えるとは限りません。しかし、身内が亡くなっている状況では多くの方は多少なりとも冷静さを欠きますので、文書にきちんと意思表示がのこされていることで、葬儀を円滑に進めやすくなるでしょう。遺族にとっても、故人が望む形でのお見送りができるというのは、心の支えになるはずです。

二世帯同居は珍しくなり、独居老人となったり、高齢者施設で最期を迎える方が増えている中、エンディングノートは普段は離れている家族への希望を伝える手段であり、そして最期に愛を伝えるものにもなりえるのです。

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何のための葬式、誰のためのお墓なのか

〔記事投稿日時:2015-09-11 15:27:32〕

昨今、高齢化社会ということもあって、葬儀への関心が高まっていますね。その中で、「終活」や「生前墓」、独創的な葬式など、これまでに無かったモノがたくさん登場しました。しかし、一方で、自然葬や合同墓など、シンプルでこだわらないお葬式を求めている人も増えています。お葬式がバラエティに富むほど、お葬式をシンプルにしたいという人の声が大きくなる、この現象は、一体何を表しているのでしょうか。

それを考えるにあたっては、葬儀のルーツを見直さなければなりません。まずはお墓のルーツを見直しましょう。そもそも、現在のようなお墓文化が生まれたのは、明治時代になってからだと言われています。つまり、100年前ぐらいまでは、現代にすっかり定着したお墓の文化なんていうのはなかったのです。日本のお墓の文化は歴史が長いようで、実は浅いんですね。

仏教的には、自然葬(散骨)で全く問題ないということです。というより、本来の仏教では、自然葬が基本だったそうです。それに加えて、戒名なども付ける必要はなかったのだとか。亡くなったら、お葬式をして火葬して、肉体を自然に還すだけ。お祈りは思い出した時に、手を合わせてすればいい。葬儀って元々は、とてもシンプルなものだったんですね。

でも、そこにはシンプルながらも、葬儀で大切なことが詰まっていました。つまり、葬儀では、宗教的儀式として故人を送り出すこと、故人との別れを惜しむ機会があること、そして時々故人をいたんで祈りを捧げること、この3つがあることが重要だったのです。逆に、これさえ抑えておけば、葬儀に他のものは必要なかったんですね。

しかし、時代を経て、葬儀は意味合いよりも形を求めるようになっていきました。葬式は宗教的な意味を既に失い、故人を悼む行為をする場所としてお墓が建てられました。葬儀というものをシステマティックにすることは否定しませんが、それによって、葬儀が形骸化してしまったことは否めないでしょう。

そればかりか、終活や生前墓、独創的な葬式など、自分のことばかりしか考えていない葬儀が増えてしまいました。本当に大切なのは、宗教的に故人を送ることと、残された人が故人を悼むことだったはずです。本質を失ってしまった葬儀に、もはや意味などないでしょう。だから昨今は、葬儀に違和感を覚え、シンプルな葬儀を求める人が増えてきているのです。本能的に、ヒトは葬儀の本質を求めているのではないでしょうか。

自然葬について

〔記事投稿日時:2015-06-05 14:56:50〕

近年の、日本の葬儀の多様化を象徴する出来事に“自然葬の流行”があります。

自然葬というのは、遺骨を山や海などの自然に撒き、自然に還してしまう葬送方法のことをいいます。遺骨を散り散りに撒いてしまうことから“散骨”と呼ばれることもあります。近年ではこの自然葬が、従来のスタンスにとって代わって、執り行われることが多くなっているのです。

そこには多種多様な理由があると考えられますが、特に、宗教観の希薄化が関係していると考えられます。かつて、葬儀とは宗教における儀式でした。今よりも信仰心の厚い昔の人たちは、宗教に従って、葬儀を厳かに行っていたのです。

しかし、時代を経るにつれ、人の信仰心は薄れました。次第に葬儀は慣例的に行われるようになったのです。そうした中で、形骸化した葬儀に意味を見いだせない人も増えてきました。そうした人は葬儀の意味を再解釈して、いかに自分らしい葬儀を行うかに注目するようになりました。その流れの中で“自然葬”を求める声が大きくなっていったのです

そうした声を受けて、現在では数多くのところで“自然葬”を行えるようになっています。その種類も様々で、樹木葬や海洋葬などもありますし、変わったところでは“宇宙葬”と呼ばれるものまで登場しています。

こうした自然葬は、費用が安いのも特徴になります。中には、費用が安いからという理由で自然葬を希望する人もいるかもしれません。あるいは、自然に還りたいという原初的な願いで自然葬を選ぶ人もいるかもしれません。窮屈な世の中ですから、せめて死後は自由に解放されたいという願いが現れているのかもしれませんね。

結局のところ、自然葬が流行している理由は様々です。一言では片付けられない複雑な問題が、そこには横たわっているのです。情報が錯綜する現代、私たちは今一度、葬儀の意味と、宗教の意義について考え直さなければならないのだと思います。

仏教以外の葬儀について

〔記事投稿日時:2015-05-29 14:03:27〕

日本の葬儀といえば“仏式”のイメージが強いですが、実は日本でも1割くらいの方は“仏式以外の葬儀”で弔われているんですよ。ご存知でしたか?

仏式に次いで執り行われるのが多いのが、神道式の葬儀になります。どちらも日本古来からある宗教になりますが、その葬儀の仕方は大きく異なります。なぜなら、仏教と神道では、宗教における“死生観”が全く違うからです。

仏教では、死後、人は極楽浄土に行くと言われています。つまり、仏教における死とは“旅立ち”なのです。一方で神道では、死後、人は現世に残り、子孫を見守る守護神になると言われています。しかも、神道における死は穢れだとも考えられていますので、葬儀とはその穢れを払い、人を神へと昇華させる儀式だということができるのです。

こうした死生観の違いから、葬儀の内容が大きく変わってくるのは容易に想像していただけると思います。神道式の葬儀に参加する場合、仏式の感覚でいると、失礼に当たることをしてしまう可能性がありますので十分に注意しなければなりません。

気をつけるといえば、キリスト教やイスラム教など、外国から渡ってきた宗教の葬儀に参加するときも注意が必要です。こうした宗教の葬儀の仕方が、仏式と大きく異なっていることはいうまでもありません。むしろ、最近では、こうした宗教の葬儀こそ日本で執り行われることが多くなってきていますから、ことさら注意が必要になるでしょう。

このように、これまでマイナーだった仏式以外の葬儀も、徐々にメジャーになってきています。私たちも参列者として参加する可能性が出てきましたから、仏式以外の葬儀の仕方も、関心を持って調べるようにするといいと思います。

合同墓について

〔記事投稿日時:2015-05-22 15:06:17〕

皆さんは「合同墓」というものをご存知ですか?

合同墓というのは、ほかの人と共同してつくり、ほかの人と共同して利用するお墓のことをいうのですが、最近では、この合同墓が大変な人気を集めているんです。

その理由は大きく二つあります。一つは“永代供養してもらえる”という点にあります。これまで、お墓といえば親族の方が管理し供養するものでしたが、合同墓ではお寺に管理を任せており、供養もそちらで永代的に行ってくれるのです。近年ではお墓参りをしたくてもできない人が増えてきていますから、こうした社会背景を下に、合同墓が見直されるようになっているんです。

また、もうひとつの理由として“お墓の費用が安い”ということがあります。普通、お墓を購入しようと思うと平均200万円前後の費用がかかると言われていますが、合同墓なら数十万円程度の費用しかかかりません。昨今では葬儀にあまりお金をかけられない方も増えていますから、こうした理由で合同墓が人気を集めているのです。

直葬と同様に、日本人の葬儀に対するスタイルが変わりつつあることを、合同墓は象徴しているように思います。

直葬について

〔記事投稿日時:2015-05-11 13:03:53〕

葬儀にも様々な種類がありますが、そのうちの一つに「直葬」というものがあります。

「直葬」とは、通夜や告別式を行わずに、遺体を直接荼毘に付す葬儀方法のことをいいます。

従来は、身元がわからない方や生活に困っている方などを対象に執り行われてきましたが、近年では、この「直葬」がより一般的な方法として扱われるようになってきました。

その理由は様々ありますが、やはり経済的な事情によるものが大きいように思います

現代では、料金もピンキリに、数多くの葬儀プランが存在していますが、それでも一般的な葬儀には平均して200万円前後の費用がかかると言われています。

一方で、直葬なら数十万円程度で葬儀を済ませることができますから、経済的に余裕のない方は直葬を選ばざる得ないという現実があるのです。

しかし、中には、直葬なんて言語道断だという方もいらっしゃるでしょう。昔から日本人は“葬式”をもって故人を弔ってきたのに、なぜ現代の人はそうしないのか。モラルはないのかと言われるかもしれませんね。

ですが、ここにもやむを得ない社会的背景があるのです。

かつては葬式が行われるとあれば、親戚一同、知人一同、大勢の方が参列者として出席しました。そのため、葬儀費用の大部分を香典でまかなうことができたのです。勿論、親戚や知人の方の葬式のときには、同じように香典を渡すため、トータルとしては同じぐらいの費用を払っているのですが、それでも一度に大きな費用を払うことはありませんでした。

ですが、無縁化社会の昨今、豪勢な葬儀を行ったとしても、それをまかなう宛がないのです。そのため、葬儀は小さく、家族だけで行うというケースが増えてきているのです。

その最たるものが「直葬」なのだと思います。モラル云々の話で言えば、本当は立派な葬儀をあげたくても、経済的な事情から止むなく「直葬」を選ぶ人も少なくないのではないでしょうか。

葬儀社を選ぶ

〔記事投稿日時:2014-03-15 19:23:15〕

葬儀を行う時には、葬儀会社に任せる事がほとんどではないかと思います。

でも、全部任せていると色々と聞かれますよね?葬儀をする日程、葬儀費用、葬儀の種類など、実際に行うまでに聞かれます。

ここで、注意しておく事があります。葬儀の見積もりを依頼しても持ってこない業者はよくない可能性があるので気を付けて下さい。

葬儀は自分の為ではなく、故人の為に行うので適当な感じではいけないのです。

葬儀社から宗教の事がよく聞かれるかもしれません。故人が信仰している宗教はないだろうという事で、一般的な葬儀をしてはいけませんよ。

信仰をしている宗教などがあるのであればしっかりとその宗教に沿った、葬儀を行うのが一番の故人も喜ぶはずです。

葬儀を行う時は、きっと悲しみに包まれてしまっているかもしれないです。

でも、喪主となる方かその周りのがしっかりしていないと葬儀社選びに失敗してしまう可能性もありますので、気を付けてほしいとは思います。

葬儀の種類について

〔記事投稿日時:2014-03-11 15:11:38〕

葬儀という言葉は、子供のころはこの世から去った人とのお別れの儀式と認識していましたが、どこか他人事でした。

ですが、自分が親となり、いづれ自分もこの世を去るということ、そして自分の親を抱えているということを思うと、いずれ来る葬儀ということを頭に入れておかねばならないという事に気が付きます。

生きている限り、避けては通れぬものである葬儀ですが、いづれ行うことにしても、そのことを知って置かねばなりません。

今は核家族化も進み、高齢化社会となった現代では、葬儀もさまざまな種類があります。

一般葬や家族葬に密葬や直葬といったタイプに分かれているのです。

金額もそれぞれ違いますが、現在ではおもに一般葬よりも家族葬を執り行う人が増えているようです。

この家族葬に対しても、一日葬というネーミングで表記している所もあります。

こちらは、一般葬に比べると金額も安く、遺族の負担も少なくてすみます。

葬儀企業によって、価格が違いますので、比較してみると勉強になります。

葬儀費用について

〔記事投稿日時:2014-03-04 21:13:24〕

人はいつかこの世を去ります。

他人事でなく、いつか自分もこの世を去らねばならない時が来るのです。

親が先に行くというのは当たり前ですが、その当たり前がいざ直面すると、どうしていいものかわかりません。

葬儀というものは、事前に知っておくと良いのです。

葬儀を行うにも、今はいろんなプランの物があり、一般葬儀では200万円から限りない金額で執り行いケースもありますが、一般の方々はそんなに費用を掛けられないということがあります。

そこで安価なプランが、家族葬や密葬に直葬といったものになります。

今、主流的に多いのが家族葬です。

こちらの費用は18万円から50万円といった物があります。

葬儀企業により、プランが違いますので、こちらを確認することです。

親しい人を呼べる人数によって、金額が違います。

また、密葬は家族とごく親しい人で行うので、13万円からというものもありますし、また火葬式である直葬では5万円からという格安もあります。

葬儀業界では、さまざまなプランを用意しているので、インターネットで検索して比較してみてみると費用のことがわかります。

年収について

〔記事投稿日時:2014-02-25 19:36:27〕

お葬式の時にかかる費用というのはなかなか負担になるようなものなのですが、節約しようにも上手く節約できないもののひとつなのではないでしょうか。

お葬式をしないというわけには行きませんので必ず幾ばくかの費用はかかるわけです。

こうした葬儀の時は、グレードが有りますので、人によって葬儀にかかる費用というのも変わってくるわけですが、必ずしも年収が高い人が葬儀にかかる費用もおおいといわけではありません。

年収が低くてもグレードの高い葬儀を営むというような場合も少なくありません。それはまず、年収が低くても社会的な地位が高いというような人の場合ですと参列者も多いために、あまり簡素なお葬式をするというようなことはありません。

また親戚が多いというような時でも同じでしょう。

親戚たちのためにも、あまり簡素で費用のかからない葬儀というのは避けれられる傾向になるのです。

年収とそうしたお葬式にかかる費用というのは関係がありそうであまりないのです。

筆者

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